はじめに

ごあいさつ

私たち紀ノ川農業協同組合はソーラーパネルを設置するにあたり、多くの方々に関わっていただき、この取り組みが県内外に広がって欲しいという思いでNPOわかやま環境ネットワークとの共同事業として進めることにしました。
紀ノ川農業協同組合は1983年に設立して以来、消費者の皆様と産直を行ってきた販売専門の農協です。おかげさまで有機農産物や特別栽培農産物の生産を高め、環境保全型の農業を広めていくことが出来ました。若い担い手も少しずつ育ってきました。
しかし、これまでの取り組みも気候条件が保たれなければ持続することができません。
残念ながら昨今、地球温暖化の影響が徐々に現れ始めているように感じます。
みかんの栽培の適温は15~18℃ですが、和歌山市の年平均気温が17℃を超える都市が1990年以降増えると同時に、みかんの「浮き皮」や「日焼け果」「着色の遅れ」などが多くなってきています。このまま何もしなければ、今世紀後半には現在のミカン産地に大きな影響が生じる可能性があります。
私たちは少しでも温室効果ガスの排出を少なくするためにソーラーパネルを皆さんと一緒に設置し、自然エネルギーへの転換を進めます。また環境保全型農業を推進し、化石燃料により作られる資材の使用を減らしていきます。

紀ノ川農業協同組合組合長理事 宇田 篤弘

てんとうむしプロジェクトとは

食とエネルギーの地産地消を目指す取り組み

環境保全型農業の農産物を長期間利用していただくことと、再生可能な自然エネルギーを生産することを組み合わせた取り組みです。
NPOわかやま環境ネットワークと紀ノ川農業協同組合の共同事業ですが、「食と再生可エネルギーの自給率を高め、地産地消をめざす」取り組みを知ってもらうため市民参加を呼びかけました。
資金を募ってふうの丘直売所の屋根の上にソーラーパネルを設置、太陽光発電システムを導入した市民参加型の共同発電所を開設しました。

当プロジェクトに参加いただいた皆さまとは紀ノ川農協と「農産物の長期売買契約」を結ぶ形をとり、環境保全型農業の農産物を長期間利用していただくことと、紀ノ川農協が取り組んでいる食・農・環境に関するさまざまな支援活動や市民共同発電所の運営にお力添えをいただいています。

きっかけは東日本大震災による原発事故

プロジェクト設立のきっかけとなったのは「東日本大震災による原発事故」でした。この事故により、国内発電の大きな課題として有限エネルギーから再生可エネルギーへの転換が世間でも注目されることとなりました。
中でも太陽光発電の注目度は高く、設備を整えれば個人でも設置と運営ができるため、新たな収入源を期待して農地を太陽光発電所として転用する人も急増しました。
しかし農地を太陽光発電所に転用する一方で、農地がなくなったことによる農業人口や耕地面積の減少、新たに就農希望者を呼び込めなくなるなどの問題を懸念する声が上がっています。
そこで農地転用ではなく既存の建物の屋根にソーラーパネルを設置して太陽光発電所を運営していく流れにしようと、わかやま環境ネットワークと紀ノ川農協が立ち上がり、ふうの丘の屋根にソーラーパネルを設置することになりました。
さらにこの取り組みを広く一般的に知ってもらうため、市民共同太陽光発電所を運営していくプロジェクト「てんとうむしプロジェクト」が発足しました。

プロジェクト名の由来

てんとう虫は、農作物に被害を与えるアブラムシなどの害虫を積極的に食べてくれる益虫です。
環境保全型農業や有機または特別栽培農業を営む農家の方々にとっては非常にありがたい存在です。
また、てんとう虫は漢字で「天道虫」と書きます。天道(てんとう)とは太陽のことです。
草のてっぺんから空へ飛び立つ姿がまるで太陽に向かって飛んでいるようにみえるので、その名がついたといわれています。
当プロジェクトではてんとう虫を食と農、生産者と消費者を結ぶシンボルとして位置づけ、命名しました。

  • 商品コースA「紀ノ川の有機玉葱」
  • 商品コースB「紀ノ川の白鳳桃」
  • 商品コースC「紀ノ川柿&富有柿セット」
  • 商品コースD「天野米」
  • 商品コースE「高糖度有田みかん」
  • 商品コースF「旬の紀ノ川野菜だより」
  • 商品コースG「ゆず香るスイーツセット」
  • 商品コースH「紀州和歌山柑橘セット」
  • 商品コースI「ふうの丘商品券」