一株トマトの取り組み

毎年多くのパルコープ、よどがわ市民生協の組合員さんにご利用いただいている“一株トマト”は、パルコープの前身・生協組合員さんからの
「真っ赤に熟したトマトが食べたい」
「昔、畑でもいで食べたような、味の濃いおいしいトマトが食べたい」
という願いから誕生した取り組みです。
紀ノ川農協の生産者にとっては
「毎週、安定した出荷ができる」
「お届け先が決まっている」
「価格が安定する」
ので、安心してトマトづくりが行えます。
こうして毎年、お互いに訪問しながら交流して発展させてきたのが“一株トマト”です。

かご盛りのトマト画像

6名からのスタート

1986年3月11日
大阪みなみ市民生協とトマト生産の栽培契約大会の様子
1986年3月11日
大阪みなみ市民生協とトマト生産の栽培契約大会

一株トマトの取り組みが始まったのは1983年。
当時、一般的に出回っているトマトは「青臭くて美味しくない」と不評でした。青採りで出荷し流通の過程で追熟されていたため、本来のトマトの美味しさが損なわれていたからです。
そこで、当時ちょっとしたブームになっていた「農産物のオーナー制度」に着想を得て、一株分のトマトを買い取る形式の「一株トマト」の取り組みが始まりました。
一株トマト開始当初、生産者はわずか6名。約13,000株からスタートしました。翌年には10名に増え、1987年には全組合員の40%が利用する大きな取り組みへと発展しました。
当初は実の大きさ、着色、ファースト系トマトの流通品質問題、量の不足や余剰問題など様々な課題があり、それらと向き合いながら年々改善を重ねてきました。

袋詰め作業は時間とのたたかい

開始当初から2019年度までは、紀ノ川農協から各支所へ分量ごとに仕分けしたトマトを搬入し、各支所で袋詰め作業を行っていました。
袋詰め作業は配達に間に合わせるために急ピッチで行わないといけません。作業が追い付かなくて早朝や深夜まで及ぶこともあり、かなり過酷な労働となっていました。
そこへトマトが足りない等のアクシデントが発生したりするともう大変!紀ノ川農協も大至急トマトをかき集めて支所まで運び込んだりしていました。
いまは紀ノ川農協でパック詰めしたものを支所に搬入し、支所から各組合員さんのもとへとお届けしています。

袋詰め作業は時間とのたたかい

川でつながっている栽培地

和歌山と奈良をつなぐ紀の川流域のトマトの生産地

一株トマトの取り組みが広がり利用者が増えるとともに、生産者の数も増え、奈良県にも栽培地が拡大しました。
実は奈良県と和歌山県とは同じ川でつながっている隣県同志です。
和歌山県では「紀の川」奈良県では「吉野川」と呼ばれている流域で地質も良く似ており、トマトの栽培に適しています。
現在(※)の生産者数は和歌山県31名、奈良県18名の計58名。定植数は約168050株、かつらぎ町天野産も含めると全部で174,200株です2022年の生産量は542㌧の見込みです。
※2022年3月現在
一株トマトの登録数は約96,000点に達し、ピーク時には毎日15,000~19,000パックを出荷しています。

一株トマトの取り組みは、パルコープ、よどがわ市民生協の皆さまとの長いお付き合いの中で交流を深め育んできた商品です。
毎年たくさんご利用いただいていることが、紀ノ川農協と生産者にとっても励みとなり、大きな力となっています。
これからも美味しいトマトを安定してお届けできるよう頑張ります!

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