きっかけは東日本大震災による原発事故

プロジェクト設立のきっかけとなったのは「東日本大震災による原発事故」でした。この事故により、国内発電の大きな課題として有限エネルギーから再生可エネルギーへの転換が世間でも注目されることとなりました。
中でも太陽光発電の注目度は高く、設備を整えれば個人でも設置と運営ができるため、新たな収入源を期待して農地を太陽光発電所として転用する人も急増しました。
しかし農地を太陽光発電所に転用する一方で、農地がなくなったことによる農業人口や耕地面積の減少、新たに就農希望者を呼び込めなくなるなどの問題を懸念する声が上がっています。
そこで農地転用ではなく既存の建物の屋根にソーラーパネルを設置して太陽光発電所を運営していく流れにしようと、わかやま環境ネットワークと紀ノ川農協が立ち上がり、ふうの丘の屋根にソーラーパネルを設置することになりました。
さらにこの取り組みを広く一般的に知ってもらうため、市民共同太陽光発電所を運営していくプロジェクト「てんとうむしプロジェクト」が発足しました。

プロジェクト名の由来

てんとう虫は、農作物に被害を与えるアブラムシなどの害虫を積極的に食べてくれる益虫です。
環境保全型農業や有機または特別栽培農業を営む農家の方々にとっては非常にありがたい存在です。
また、てんとう虫は漢字で「天道虫」と書きます。天道(てんとう)とは太陽のことです。
草のてっぺんから空へ飛び立つ姿がまるで太陽に向かって飛んでいるようにみえるので、その名がついたといわれています。
当プロジェクトではてんとう虫を食と農、生産者と消費者を結ぶシンボルとして位置づけ、命名しました。